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破棄された論文の束

名前の割に論文形式じゃない

サーキック周りの話2

長くなりすぎたので分割しました。

サーキック周辺の物を紹介です。

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1/29 アディウム追記

ツッコミどころがあったら教えてください。

・ダエーバイト文明

・アディウム(アディトゥム)

・アラガッダ

・SCP-2480

・まとめ

の節で構成してます。

 

ダエーバイト文明

SCP関連シェアワールド内の架空の古代文明。南シベリアのあたりに存在し、一時期ではユーラシア全体に広がっていた巨大帝国で、神聖貴族ダエーワの元で支配されていました。ちなみに「ダエーワ」という名称自体はゾロアスター教の悪鬼です。ダエーバイト(Daevite)はDaeva(ダエーワ)+ite(信奉者)で「悪魔信奉者」とも訳されます。

ダエーバイト文化は全ての時代において、軍国主義、侵略傾向、祖先崇拝、多くの奴隷人口を持つ都市中枢、陰惨な人身御供、明らかに有効性を持つ秘跡儀式の実践、といった特徴を持ち続けました。

ダエーワは現代人類とは別の種族であり、超自然的な寿命を持つ女性の指導者です。大元のダエーワとされるのは女性族長のみ(別種族なのもこの個人のみ?)であり、その血族の女性もまた指導者になっていたみたいです。女性族長が単純な王だったのか摂政のような立場だったのかはわかりませんが。つまり

族長:人外

ダエーワ:族長とその女の子孫。ただし本来「ダエーワ」と言えば族長一人。男の子孫は奴隷になる。

ダエーワ血族として確定しているのはイオンとロヴァタールで、イオンは人間の父親とダエーバイトの母との混血、ロヴァタールは女族長の娘です。「ダエーバイトの母」と言ってるのでダエーワのことだと思います。

紀元前1800年頃、最北端の州(西シベリアのあたりらしい)で混血の異端派指導者イオンに率いられる形で奴隷の反乱が起き、その数百年後に登場するサーキック文明によりモンゴルの小さな都市国家にまで落ちぶれ、滅びます。SCP-140(未完の年代記)によりCK再構築を起こすことで復活しつつある?140はダエーバイト文明について描写された一冊の本であり触れた液体を吸うことで描写を拡大させます。またそれに見合った形で現実の歴史を改変しています。今のところ大まかなダエーバイト文明は基本的にはその時代に存在していた強国との戦争で滅びます。SCP-2131(反物質教皇)あたりは14世紀にダエーバイトと戦っていたと主張していますが、未完の年代記はそこまで描写を拡大してないはず(11世紀以降まで拡大すると致命的なCKが起こるらしい)なので食い違ってますね。他世界線から来たんでしょうか?

SCP-2305(名案が完前に役に立たなかった件についてwww)の拡張記録によれば、SCP-139(あるいは白きディブの頭蓋)を燃やすとダエーバイトの大規模な復古が起こるそうです。内容は

アフリカ・ヨーロッパ・アジアが解放されたダエーバイトにより破壊され、新生ダエーバイト帝国が誕生する。ギリシャ・サハラ・北西インド・ウラルではイオンに率いられ「アディトゥムの復活」という抵抗運動が起こる。また生き残った人類は2131とGOCが支配する独裁国家・神聖太平洋連合に所属する。

というもの。まあ2305はSCPへの対処法が大失敗したよ〜という架空の記録(ただし真似をすると近似したことが本当に起こる)なので反物質教皇はこの時空の人だったかも知れません。とあるtale(二つの樹の下に)では深紅の王(The Scarlet King、231で淫王と呼ばれる)が関わっていたようにも記述されておりそうだとしたらscp大戦争ですね。まあtaleはあくまで独立した世界観ですが。

ダエーワ関連としては140、392、1726、2131、2305、2406、2408、2904などでしょうかね。あと001「総意」。

 

アディウム(Adí-üm)帝国
首都にアディトゥム(Adytum)を置く(多分)、サーキックの帝国です。名詞としては「アディトゥム」の方が有名かも知れませんね。イオンの異名にアディトゥムの魔術師王とありますし。

建造物の資材が生物的な有機体であったため、考古学的な痕跡が僅かにしかありません。紀元前1600〜1200年頃のサーキック文明の黄金期ではコーカサスアナトリア、バルカン、そしてメソポタミア地方の一部にまで影響が広まっており、トラキアやカスキアンなど周辺国の中ではサーキックシンパまで現れアディウムの旗の下に戦い始める始末。地中海の島々まで侵略をしたあたりで対抗するための連合がエジプト、ミケーネ、カナーンアッシリア、そしてメカニト(壊れた神の教会の前身)の間で形成され、紀元前1200年頃に大戦が起こりました。結果として、アディウム帝国は滅び、サーキックは離散しました。一方で連合側でも被害は大きく、「前1200年のカタストロフ」と呼ばれる状態になりました。この現象自体は現実の考古学でも確認されています。離散したサーキックの一部はカルパチア盆地にてトラキア人と融合し、ダキア人となりました。これがプロト-サーキック・カルトの「ソロモナリ」の祖先だと考えられています。また、クラヴィゲル・オロクの聖人伝に

オロクは都市国家アディトゥムのダエーワを支配する女族長アスヴィゴーサに魅了され、彼女の護衛兼剣闘士として仕えていました。

とあるので、元々はダエーバイト最北のイオンが居た地域の名前?なんでしょうかね

アディトゥムがどこにあるのかということについて、いくつかの記述を纏めてみました。

Valkzaron/ヴァルカザロンの記述

イオンがなんらかの方法でこの宇宙的存在の支配力を強奪し、鎧のように"神を喰らうもの"の肉体を纏い、その身体から王国を作り出したことを示唆しています。

ばかたち・ゐおん(2478-1)の発言

「ゐおん様は彼の蓮華座、死せる神の胎へ帰られた。」

巨像(2406)内の巻物Ⅱの記述

荒涼とした領土、そこは失敗と堕落の創造物、死せる神々の[身体/肉]で作られた場である。

ヴァルカザロンの記述にある宇宙的存在/神を喰らう者というのはヤルダバオートのことです。大雑把に把握するとアディトゥムがヤルダバオートの体内にあるらしいことがわかりますね。そうでなくともサーキシズムの建造物は生きた素材が使われることが多い(2095とか)ので、それ自体は不思議ではありません。が、巨像内の巻物では死せる"神々"と書いていて、これだとヤルダバオートではなく宇宙に元々存在していた神々のことを指しているようですね。またばかたち・ゐおんはイオンと直接接触があるのでイオンがこいつらにアディトゥムが死んだ神の中にあるという旨の発言をしているものと思われます。まあばかたちに接触した時点のイオンはGOCが把握しているようにちょっと狂ってるので整合性が取れないということも……まあ…。

かといってサーキックカルト内では別にヤルダバオートが死んだとはされてるわけじゃない………と思……うんですがそもそもサーカイトたちはあんまりヤルダバオートに興味がなく言及自体が少ないんですよね。実際のところはMEKHANEの檻の中に閉じ込められてるらしいですけど。

 

アラガッダ(Alagadda)
異常な別空間に存在する異常な都市国家です。非意図(Nevermeant)の境界にあるらしいです(意味は不明)。現在言及されているのはSCP-2264(アラガッダの宮廷で)とSCP-701(吊られた王の悲劇)の2つです。
様々な世界からのポータルが繋がっているらしく、財団世界ではロンドン塔の一角にある隠し部屋内の扉に特殊な手続きを行うことでのみ入場できます。内部では常にヴェネツィアカーニバルのような衣装と仮面を着させられます。建造物や衣装は有機的な素材を含んでおり、また非ユークリッド幾何学的な建築様式で建てられています。外で測った大きさよりも中が大きいとかみたい風に解釈してください。内部では赤、黄、黒、白の色しか発生せず、周りは黒い海に囲まれています。アラガッダの王、アラガッダの大使、そして仮面君主と呼ばれる強力かつ危険な現実改変者によって支配されています。内部住民は身体のパーツが多かったり少なかったりします。

内部にいたクル=マナスの堂守と言う存在(これは敵性がなく、アラガッダ関係者でもない)によればアラガッダの王はイオンが仕える恐るべき太古の実体と同等の存在らしいです。ヤルダバオートのことかアルコーンのことかはわかりませんが(まあ恐らくはヤルダバオートだと思います)どちらにせよかなりの神格なので恐ろしく危険です。
SCP-701(吊られた王の悲劇)では元の台本から言及されており、trinculoの王ゴンサーロが真実を隠蔽するためにアラガッダの外交官(大使だろう)と約束を取結んでおり、逸脱した劇では恐らくアントニオもまたアラガッダの大使と契約を結びゴンサーロを殺害。代償として死に至ります。
SCP-701-1は役割的にはアラガッダの大使ですが、本物ではない?701の内容自体がミーム的性質を持っていますが、本物のアラガッダの大使を呼び出すあるいはそれと契約するためのものなのか、もはやただただ上演すると害が起こる呪いのような(恐らくは劇中でもあったような"対価")ものなのかはわかりません。

アラガッダの大使は錬金術師たちの元にも訪れているようで、詩人のクリストファー・マーロウの元にも訪れています。また、第9代ノーサンバーランド伯ヘンリー・パーシーの言が正しいのであればSCP-701を作成したのはクリストファー・マーロウです。アラガッダの大使は様々な魔術師たちの後援者になっているようです。対価はあるでしょうが。ヘンリー・パーシーによればアラガッダの連中は堕落と冒涜を望んでいる(まあアラガッダ見ればそんな感じはありますが)らしいので、魔術的な手助けをし、対価として血を求めています。SCP-701がその対価としての存在か、手助けによって書かれた魔術的なものですね。思ったんですけどコレ思いっきり悪魔との契約ですよね。そこらへんがモチーフなのかもしれません。

そして恐らく、イオンもその中の一人でしょう。時系列的に考えるとかなり最近にはなりますが(あるいは時間が狂っている?)、SCP-2264の調査時、アラガッダの大使はアディトゥムに訪れていたそうです。

アラガッダ自体はサーキシズムとは関係なくただ存在する異空間です。交流はありましたが同等の物として扱われているのか、はたまたアラガッダからすれば数ある契約相手のひとつなのか。 

とあるtaleで語られたアラガッダの経緯では、まず王国があり、そこでクーデターが起こります。その際に王は捕まりますが、民衆たちはただ殺すのではなく宮廷の庭の木に吊るしてカラスに啄んでもらおうとしました。吊られた際の王は何事かを呟いており、嫌な感じがしたので民衆たちは目を背けて革命の喜びに浸ります。その後国の中では異常が続き、ついには3日後に国は滅びます。しばらくして王は蘇り、玉座(本来の玉座では無く拷問用の棘の生えた椅子)に座ると時空があぼーんした。民衆たちも立ち上がり、顔を隠すために仮面を被るようになりました。という感じです。

 

SCP-2480(未完の儀式)

これは他のサーキシズム関連記事とは違い実際にサーキックの侵略が行われた記事なのでちゃんと書きます。

ネオ-サーキック「アディトゥムの目覚め」のリーダーコルネリウス・P・ボドフェルの屋敷にて行われた儀式をGOCが妨害したことで次元異常が発生(1952年)、この儀式にはイオンと目される人物(本人かどうかは不明)もおり、GOCはこの人物の暗殺を試みましたが失敗、皆殺しにされました。こちらが本命だったのかもしれません。その時の異常はボドフェル邸が外見より大きくなってたりなど程度の異常だったので財団はsafeクラスに分類しサイト13を建設、サイモン・オズワルドという人物がサイト長に就任。その後サイモン・オズワルドは財団を裏切りカルキスト・カルバシュに成ります。そして恐らくカルバシュはGOCに妨害されていた儀式を実行します。結果としてカルバシュは不可視のサーキック的怪物を操れるようになり、また街を基準現実で隠蔽(怪物を普通の人間の顔に見えるように空間を偽装、化けたわけではない)。街をサーキックの侵略拠点とし、元の住民を半家畜化していた。1982年、完全にサイトとの連絡が取れなくなったことで財団が調査を開始。結果として先述の事態が判明し、財団はこれを2030年までにSKクラスを起こしうると警戒。GOCの合同作戦シトラ・アキュラによりボドフェル邸を奪還しカルバシュを拘束。それにより2480はneutralizedになる(実体群は操作されなくなったため)。ちなみに2014、ルーマニアで同様の事例が確認されている。

 

まとめ

はるか昔
神話なので真偽不明ですが、宇宙に存在していたヤルダバオート(Jaldabaoth)いう神格が人類を作り、メカーネ(MEKHANE)という神格が人類に知恵やらを与えました。ヤルダバオートが人類を食おうとしたのでメカーネは自身を犠牲にし封印しました。ヤルダバオートはバラバラになり、いくつかの世界線に飛び散りましたが封印される直前にアルコールという6体の神格を作り、そいつらはヤルダバオートを復活させようとします(SCP-2510によると)。
紀元前
恐らく人間ではない謎の女族長が起こし、族長の女系子孫ダエーワが支配するダエーバイト文明。ダエーバイトは大きな帝国で奴隷制も取り入れていた。ダエーワの子供でも男なら奴隷になるがその中の一人、イオンという人物が北部で反乱を起こす。反乱軍はアディトゥムと名付けられ、最終的にアディウム帝国を作る。また、どの段階かはわかりませんがイオンはアルコーンと接触し、ヤルダバオートを手なづけます(とサーキシズムでは認識しているが真偽は不明、恐らくは違うだろう)。アディウム帝国が巨大になるにつれ、周辺国家は警戒し、総力戦(中にはメカーネを信奉する古代メカニトという国も)を起こす。この際に用いられたのが2406(巨像)で、最終的にはサーキックの寺院があったギャロス島が包囲され、最後の戦いが起こる→2095ギャロス包囲線。

これによりアディウムは衰退し後にサーキシズムに、メカニトも衰退し後に壊れた神の教会に、ダエーバイトはかなり小さな国となり後に滅ぶ、その他の国も混乱に陥る←前1200年のカタストロフ。
(比較的)近年
サーキシズムは脈々と受け継がれ、イオンは身を隠す(アディウムごと多次元にお引越ししたという説もあるが資料不明)。古くからのプロト-サーキックと近代的なネオ-サーキックに分岐。また壊れた神の教会も分岐。ダエーバイトはSCP-140(未完の年代記)で復活しようとしています。
財団はそれぞれを要注意団体と指定し、サーキックに対してはより警戒しGOCと合同でシトラ・アキュラ作戦を組みました。イオンの方も復活しつつあるようで、アラガッダという異世界の大使がアディトゥムに訪問しています。教会側もロバート・ブマロなる人類がメカーネの心臓を財団に寄越せと言ってきたり、001ではファクトリーにパチモンを作ってもらってそれが大暴走したりしてます。

未来

不明。ほとんどの世界線ではヤルダバオートに人類は滅ぼされています。